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【目次】
0.注意事項
1.はじめに
2.カットと仕上げ
3.フレームへの取付け
4.パッドによる調整
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2.カットと仕上げ
まず油性ペンで境界線をけがき、その線に沿ってノコで切り取っていきます。不要な領域に確信の無い場合には確認を繰り返しながら少しづつカットしていきます。
ノコは金ノコの刃だけを利用するか(便利な片手ハンドルも市販されています。)目の細かいプラスチック用の薄刃ノコを利用してください。胴付きノコは胴がつかえて不便ですから購入の際には注意してください。
FRPの切り口は鋭利で大変危険ですから切断面は必ずヤスリで滑らかに整形してください。金工用の細目かプラスチック用のヤスリが適しています。仕上げに#240程度のサンドペーパーをかけておくと更に安心で、また見た目にも滑らかです。
〈推奨される整形加工〉
特別に補強を考えない場合には図示したウエスト部のフランジ幅は25mm以下にしないで下さい。
ここの幅が小さいとシート全体の剛性が急激に低下します。
特別支障が無い限り、フランジの他の部分も10〜15mm程度残す方が無難です(Fig.3)。 |

Fig.3 |
またもし背もたれ部が不要ならばこのウエスト部のフランジは残し、上部に向かってなだらかにカットします(Fig.4)。
この場合でも腰部の剛性感は多少減るため取り付けの際にはひと工夫必要かもしれません。 |
Fig.4 |
いずれにせよ製品の外周部は製造時におおざっぱにカットしてあるだけですので少なくとも外周部の仕上げは済ましてから使用して下さい。
〈アドバイス〉
『FRP製軽量バケットシート』に限らず左右対称形であるべきパーツをまさに対称に加工するには多少の手間を要します。かなりの精度が必要な場合には結局、座標を割り出し本格的な冶具を製作するとか、レーザーを利用するとかしなくてはなりませんが、シートなどのように特別に高い精度は必要ないが美観の点であまりイビツにもしたくないという程度の要求には工夫しだいでいろいろな簡易手法で対処できます。
すこし離れた所からグッとにらみ、デッサンの要領でケガキ線を描いては消しながら修正していくのも眼力に自信のある人にとっては十分に実際的です。あるいは一平面内に含まれる(舟にとっての喫水線などと同じ)線で良ければ機械工作で使うトースカンの要領でけがくこともできます。
意外に手っとり早くて便利なのが水を利用する方法です。例えば風呂にザブンとつけて喫水線をマーキングする方法です。もし喫水線が閉じる線となるならば、中に水を入れて外から透かして見ながらマーキングすることもできます。
自由なラインを左右対称に引きたい時はやはり型紙を使うのが一般的でしょう。ただし『FRP製軽量バケットシート』のように複雑な曲面の物体には一枚の型紙では沿わすことができませんから何枚かに分割して貼り合わせた型紙を作ります。ちょうど地球儀やビーチボールの表面の要領です。 この方法では最初に型紙を作るのではなくて、まず製品本体の左右どちらかを好みの形になるまでカットしていきます。形が決まったら次に貼り剥しのできるスプレーのりをシートに薄く吹き付け、型紙になる紙をカッティングを済ませた側に適当に分割して貼り込んでいきます。この時紙どうしはスティックのりやテープなどでお互いに貼り合わせてしまいます。貼り込みが済んだらカットしたシートのエッジに沿って型紙を切取り、形を写し取ります。次にその型紙を剥し、ふくらみをペコンと完全に逆にしてからシートの未加工の側へ先ほどのスプレーのりで貼り付けます。適当な色のカラースプレーをサッと型紙のエッジ周辺に吹き付けて再度型紙を剥すと境界線が明瞭に着色されていますから残りのカットは簡単です。
仕上げが済んだらアセトンかラッカーシンナーでスプレーのりを拭き取って下さい。もし塗装をするのならこの時点で好みの色のラッカースプレーを座面の側へサッと吹き付けておきます。
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