FRP製軽量バケットシートの利用方法(OLYMPOS TIP-M-001-1)

【目次】

0.注意事項

1.はじめに

2.カットと仕上げ

3.フレームへの取付け

4.パッドによる調整

4.パッドによる調整

もともとMPVや他の多くの自作ビークルはその性質上、特別大きな体格の人がパイロットに選ばれる例は少ないでしょう。それで『FRP製軽量バケットシート』はやや大きめのスプリント系のパイロットが座れるサイズに設計してあります。体型の個人差が大きいので一概には言えませんが、身長180cm、体重80kgあたりが実質的な限界と思われます。

標準的な体格の人はもちろんそのままでも利用できますがパイロット個々人の体型や好みに合わせパッドで調整するとより良いフィット感が得られます。また小柄な人の場合にもほとんどこのパッド調整で対応できるはずです(Fig.8)。

パッドの材料にはウレタンラバーが適しています。貼り重ねやそぎ落としも容易です。厚さは2〜10mmの間で適当に2、3種類も用意すればよいでしょう。
Fig.8
Fig.8

基本的な作業手順は体とシートが局所的に接触して不快なポイントを探り、そこやその周辺にパッドを貼って接触圧を減らしてみてはまた試す、ということの繰り返しです。スキーブーツやバイクのヘルメットのパッド調整を経験していれば特に説明の必要はないでしょう。まったく同じ要領でやれます。

この時必ずペダリングや操縦などパイロットが実際に行なう動作はひと通りやってみなくてはなりません。静かに座っているのと動作しているのとでは支障の出る場所と範囲がずいぶん変わってきます。

パッドの貼り付けには両面テープが便利です。希に一度張り付くとウレタンラバーがムシれるほど強く貼り付く両面テープがありますが試行錯誤の多いこの作業には不向きですから予めこの点はチェックしてください。パッドはカットしてからテープを貼るのではなく、予め適当なサイズのウレタンラバーの片面全体に両面テープを貼り付け(裏紙はそのまま!)パッド専用ラバーにしておくとグッと作業性が上がります。市販品もありますが小さい割に高価なので作った方がお得です。

パッドの周辺は斜めにそいでおく方が良いこともあります。シートに貼り付けた後では加工が難しいため、予め平らな台の上で良く切れるカッターを使ってそぎ落とします。


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