『育英工業高等専門学校・鳥人間チーム』技術支援(2003年度)

5月、育英高専チームから支援要請を頂きました。あまりに時間がありません。多くの過去の蓄積があるベテラン常連チームですら、かなり難しい日程です。
「ともかく、やれるところまで」、という方針で進める事に。
結果的に今年は間に合いませんでしたが、機体は、高い完成度で出来上がりつつあります。来年は良い結果が期待されます。当面、10月の文化祭での公開飛行を目指すとの事。性能を考えると、グランドでは狭いのが贅沢な悩みのようです。

ここでは、育英高専チーム苦難の製作記録を一部紹介いたします。



機体三面図です。『書類選考』確実通過を狙い、最近少ない先尾翼形式の採用です。奇妙なレイアウトですが、眺めるうちに徐々に愛着が湧いてくるデザインです。

機体構造案のスケッチ群です。メンバーは、このボードを見ながら製作手順を頭に入れます。今回は、超々短期で製作せねばならず、弊社に設計製作指導のご依頼を頂きました。

オリンポスで以前製作したコックピットモックアップを貸し出しています。実際にモノがあると検討がはかどります。

実物に先立って、モデル翼構造を試作しています。サンディング・ボードでスティフナの面合わせの最中ですね。最初から、かなりの手際良さです。

モデル翼の後半部が出来上がってきました。「悪くない出来だ・・・」とご満悦?

依田先生、自ら製作された見事な熱線カッター。アルミパイプを使った軽量、高剛性のロングタイプです。全金属製なので絶縁用のガイ子が目立ち、何だか変電所の一部のようです。

ひとりだけ遊んでいる学生が!ではなく、操縦訓練用のRCグライダー製作中。航空工学の学習にも、RCグライダーは絶対欠かせません。(楽しいし、やっぱり・・・

いよいよ、実機の製作開始。フランジ用のスプルースをテーパー加工中。6m近い棒材を約1:500の傾斜にテーパーさせるのは至難の業?いえいえ、方法さえ分れば、あっという間。(オリンポスでテキスト近日販売!:宣伝)

食後の休憩時間を惜しんで即席講義ですが、・・・眠い。だって、もう真夜中です。来年はは、日中の頭の冴えてる時間にじっくり勉強したいですね。

いよいよ翼桁ボックスを組み立てます。どんどん上達していますので、最初の頃の工作が見劣りして、イヤーな時期です。目が肥えると、衝動的にやり直したくなりますが、ここは我慢。

「ああっ!桁を切らないで!」って、本当は何をやっているか分ります?実は接着剤を均等に塗りつける技です。ノコ歯で鋤いて、適量の接着剤を残すのです。分ります?

集中力の要る細かい作業が続きます。中には、耐え切れず、変な歌を絶唱するメンバーも出てきます。皆が変になるのが早いか、機体の完成が先か・・・。息詰まる工房です。

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