| 『育英工業高等専門学校・鳥人間チーム』 怒涛の最終組立て、テスト飛行、そして琵琶湖へ・・・(2004年度) |
2年の長きに渡り、私共オリンポスで技術支援してきた育英高専の『鳥人間プロジェクト』も、先日の7月31日、いよいよ最後の大舞台を迎える事となりました。怒涛の勢いでスチレンペーパー張り、フィルム張り、リンケージを済ませ、何とか完成に漕ぎ着けたのは、大会前日未明。辺りは、徹夜2日目、3日目のゾンビスタッフばかりですが、早速、緊急ミーティングが開かれ、「テスト飛行とトリム調整は、何としても決行する。飛ばない機体を琵琶湖には持っていかない!」という固い決意でまとまりました。
完成が間に合った奇跡とは裏腹に、外は折からの台風の影響で、周期的に雨が降ったり止んだりという絶望的な天候です。グランドは、大きな水溜りがいくつもある上、ぬかるんでズルズルの状態。しかも、というか”やはり”というか、ビギナーチームの宿命、次から次からトラブルが湧いて出てきます。なかなか滑空に入らない機体を相手にスタッフは執念のテストを続けます。
既に出発予定時刻を大きく食い込んだ30日の昼過ぎ、ようやく機体は地を離れ、滑空。遂に育英のグランドで人の乗った飛行機が飛びました。引き続いた飛行で、トリムもマアマア、性能も所期の値に近いようです。図らずも、2名のパイロットが誕生するオマケもあって、最高の結果を得たと言えそうです。
感動も冷め遣らないうちに、急ぎ機体をばらして、ウマに収め、いざ琵琶湖へ!
指導の依田先生、執念の力作、『新型SALESIOトレーラー』に機体を詰め込み、詰め・・・込み・・・、入らない!まだまだ苦難は続いたのでした。
さて、琵琶湖の晴れ舞台は、どうなりましたか。苦闘の2週間と、琵琶湖の『鳥人間コンテスト』の模様は、以下のレポートでご覧下さい。
育英高専の皆さん、長い間本当にお疲れ様でした。また来年、素晴らしい飛行を!
【出発前日...】
![]() カウルを胴体に接着後、主翼桁ボックスに合わせてカッティング。 |
![]() テール軽量化のため、ラダーは新規作成。 写真は前縁部にスチレンペーパーを貼っているところ。 |
![]() ラダー後半部にフィルムを貼っているところ。 これが終われば完成です。 |
![]() 雨の中、全機組み。 大事な機体を濡らさないように、皆でシートでカバーをかけながらの作業です。 |
![]() テールブームを取り付けてラダーのリンケージを繋いでみると、スリーブが干渉することが発覚! 経路を変えたり、ワイヤを張り替えたりと時間がかかり、ついに出発当日の夜明けを迎えることに... |
![]() 機体を台から下ろしてパイロット佐藤君が乗ってみると、タイヤがペシャンコ。あらかじめ空気は入れておきましょう... |
![]() まずは後ろから機体を押して、軽く走らせてみます。どうも左にとられらクセがあるようです。 |
![]() 主翼を調べてみると、明らかに左右の捻じり下げ角が違います。調整のため、左右翼端にアルミ板で作ったタブを取り付けます。 |
![]() 機体の様子を見つつパイロットの完熟も兼ねて、引く速度を段々と速めていきます。 |
![]() 休憩の合間に飛び入りで草野君搭乗。2発目のフライトで機体が浮かびました!パイロット誕生を皆で祝っています。 |
![]() 気力充実してパイロット佐藤君搭乗。 安定して飛んでいます。トリムも良いようです。 |
![]() 機体を軽々と持ち上げる前田君の図... ではなく、翼端を地面に落とさないように受けとるため、前で待ち構えているのです。 |
この時点で出発の予定時間を大幅に超えています。
テストフライトが終わると、すぐに機体をバラしてトレーラーに積み込み出発準備。いよいよ琵琶湖に向かいます。
【大会当日、琵琶湖にて】
![]() 大会当日の朝、琵琶湖は曇り時々雨。まだ人影もまばらです。本隊の到着を待ちます。 |
![]() 東名が高波で一時通行止めになり懸念されましたが、SALESIO号無事到着! |
![]() 雨の合間を見ながら、全機組み。 シートで機体を守ります。 |
![]() 内外翼間の隙間をテープで塞ぎます。 雨で濡れていて、なかなかうまく貼り付きません。 |
![]() ノーズウェイトの取り付け&ノーズコーンの製作中。 |
![]() ラダーに皆で寄せ書きして記念撮影。 それでは、いざ出陣! |
![]() お立ち台に向かうスロープにて、ラダーのリンケージワイヤが緩んでいることが発覚!(待機中の背風のため?) 時間も無いため、結合金具を曲げて良しとすることに。 |
![]() しばらく待つも背風が納まらず、この風でスタート! 飛び出し時の速度も機体の角度もバッチリです。 |
![]() が、いかんせん強い背風。 引き起こせぬまま琵琶湖に着水。 記録は26.5m(参加20チーム中、8位) |
![]() ヨットハーバーに回収されたところ。 ノーズは折れていますが、それ以外はほぼ無傷、これならすぐに修理できるでしょう。 |
![]() その場でバラして、育英ピットまで持ち帰ります。 |
![]() 最後にメンバー全員で記念撮影。 お疲れ様でした。 |
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